葦書房

葦書房有限会社
福岡市中央区赤坂3-1-2
第2大東ビル1F (〒810-0042)
TEL092-761-2895 FAX092-761-2836
ashi@gold.ocn.ne.jp
http://www1.ocn.ne.jp/~ashi/


鶴田忠義作品ギャラリー
  04/12/14
鶴田忠義氏は茶人としてその道では有名な方ですが、葦書房との縁も深く、創業時からつづく著者のお一人です。ただお付き合いが長いというだけではなく、鶴田氏からは、著者と版元という関係を超えたご支援、ご協力をいただいいていることを、生前、三多からは常々聞かされておりました。しかしその貴重な支援者であられる鶴田氏やその作品を、これまで一度もご紹介しておりません。
葦書房の歴史をご紹介した
「日誌」1〜16号でもでご紹介するのを控えておりました。

02年の10月に葦書房に着任後、鶴田氏にお送りしたFAXや手紙や年賀のご挨拶のいずれにもご返信がなく、マスコミあげてのパッシングに遭っている現在の葦書房とかかわりが生ずるのは、鶴田氏のみならず、だれにとっても迷惑なことだろうと思われたからです。しかし、2年あまりも経っているにもかかわらず、鶴田氏に関して一言も触れないのは、そのご恩に背くことではないかとも考え、遅ればせながら、感謝をこめて作品の一部(在庫有り分)をご紹介させていただきます。


平成9年9月刊/A5横/66頁(葉書の部分は裏は宛名書き面)/2000円+税


平成10年9月刊/A5横/80頁(葉書は裏は宛名書き面)/2000円+税


  

この2枚は「續繪葉書集」(在庫切れ)所収の絵葉書ですが、ハガキとして切り抜かれたものが少し残っていましたので「繪葉書集」の作品見本としてご紹介します。本そのものからのスキャンは紙が厚いせいで歪んでしまいますので、兄弟身代わりで登場してもらいました。

いずれも野の草花が主役です。添えられた俳句もしみじみと胸に迫ります。物いわぬ野の草花ですが、鶴田氏にとっては人と変わらぬ生き物であるかに思えます。それも、擬人法などという賢しらげな修辞法を駆使しての作句ではなく、草も生き物、人も生き物。何の分け隔てが要ろうかと、そんな著者のつぶやきが聞こえてきそうな句ばかりです。滋味深い絵はもとより、添えられた俳句ももう一人の主役!希少な絵葉書集です。
お歳暮やクリスマスプレゼント、あるいは年賀のご挨拶に添えてどうぞ。



昭和57年初版刊/46判/224頁/1200円+税



平成元年2月刊/A5判和綴/168頁/本文和紙/2000円+税

両書ともタイトルどおり、「茶の湯」をめぐる思考を基層回路にすえつつ、自然や世事について折々に綴ったもの。
和綴本という体裁どおり、中身も現代版隠者の書とでもいった趣の本です。なお「「續茶人風情」は在庫切れです。



昭和61年4月刊/46判/264頁/1500円+税

俗世を越えて生きた良寛さんに、著者自らの生を重ねて辿る、良寛行脚への旅。

葦書房有限会社
福岡市中央区赤坂3-1-2
第2大東ビル1F (〒810-0042)
TEL092-761-2895 FAX092-761-2836
ashi@gold.ocn.ne.jp
http://www1.ocn.ne.jp/~ashi/


既刊本「美術・画集・写真集」

おすすめ本  ご注文   葦書房