葦書房

葦書房有限会社
福岡市中央区赤坂3-1-2
第2大東ビル1F (〒810-0042)
TEL092-761-2895 FAX092-761-2836
ashi@gold.ocn.ne.jp
http://www1.ocn.ne.jp/~ashi/

 

「水俣病研究」3号について
04/8/12
 8/13


資金的余裕がなく、7月中頃、図書館で弦書房から出た「水俣病研究」3号を借りてきたのですが、中を見てビックリ。7/5の「日誌」62号に書きましたが、下にあるのは、同誌3号に掲載されている、葦書房刊の本の紹介頁です。他社の本も掲載されていますが、版元がすべて表示されていません。水俣病研究会の刊行物だとは書いておりませんが、同会の刊行物ででもあるかのような誤解を招きかねない表示の仕方です。あきれ果てて言葉も出ませんが、その手口は宮崎兄弟伝刊行会と瓜二つ。被害者救済、弱者救済などの御旗を掲げれば、盗みでも何でも許されるとでも思っているらしいというのが、文化犯罪者集団の特徴ですが、この研究会もまさにそのとおり。本書を見てすぐに、「水俣病研究」編集責任者である有馬澄雄氏に抗議の電話を入れましたが、いろいろ配慮した結果だとのこと。どこに対して、誰に対して配慮した結果なのか、あきれ果てて物がいえません。

昨年(2003年)3月初めに、当社に『水俣病事件資料集』の在庫があることを知った同会の有馬氏が来社され、同『資料集』52セットを持っていかれました。しかし1年経っても一度も支払いがなく、再三再四請求したところ、本年6月末にやっと2セット分の入金がありました。これまでは、売れた分の支払いをお願いするという気持ちで対応してきましたが、「水俣病研究」3号を見て、預けている当社の出版物はすべて返却してもらうことにしました。今後、当社葦書房は水俣病研究会の有馬澄雄氏とは一切関係ありません。こんな連中に公害を告発する資格などないといっておきましょう。

「水俣病研究」1号と2号は、有馬氏の言によれば同会が委託して葦書房で刊行したものだとのことですが、未調査につき保留中。『水俣病事件資料集』『水俣病事件四十年』は当社の企画刊行物です。当社刊の出版物につきましては、すべて書店か当社までご注文ください。同会を通しては一切配本いたしません。なお、同会連絡先となっている熊本大学附属図書館学術資料研究推進室に問い合わせたところ、有馬氏に預けた当社の出版物については、まったく関知していない。すべて有馬氏が保管管理しているとのこと。

■8/13 実は有馬氏には「水俣病研究」3号を見て、すぐさま返本をお願いしています。しかしいつまで経っても返本されてきません。電話で催促したところ、有馬氏はこれまで一度もなかったほどの激昂ぶりをみせ、わたしを社長と認めないので、返す必要はないとまで言い出す始末。『資料集』は小野(弦書房)さんが作った本だ。返す必要はないなどと信じられぬことを喚きながら、まとも話が出来ないほど興奮。ついに奥さんまでが出てきて、ご亭主と同じようなことを口にして返本する必要はないの一点ぶり。そしてご亭主を2度と電話口には出そうとしませんでした。これではまるで「窃盗」ではないかと思いますが、有馬氏は水俣病「闘争」には途中参入者です。

どちらに所有権があるかは、裁判にかける必要がないほど明々白々です。

参考までに「水俣病研究」1号、2号に掲載されていた当社刊書籍の広告もご紹介いたします。一番下の弦書房刊3号掲載広告と見比べてください。(06/9/28)

葦書房刊「水俣病研究」1号、2号掲載広告


1号、2号共通

2号には、上の1、2号共通広告に加え、見開きでこの広告も掲載されています。

(以上、紫色部は06/9/28 追加)

 

弦書房刊「水俣病研究」3号掲載広告

「水俣病事件資料集」と久本三多
有馬澄雄氏提訴裁判

 

久本福子

葦書房有限会社
福岡市中央区赤坂3-1-2
第2大東ビル1F (〒810-0042)
TEL092-761-2895 FAX092-761-2836
ashi@gold.ocn.ne.jp
http://www1.ocn.ne.jp/~ashi/

 葦書房